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帰国

9/30今日無事帰国しました。昨日ポズナニのホテルを現地時間の朝4:15に出て、ポズナニ空港からワルシャワ、モスクワ、ソウルを経由し、更に日本が台風の為飛行機が遅延し、ポズナニ空港を飛んでから関空着陸まで4便乗り継いで32時間かかりました…。色々ありましたが、疲れたので、詳細はまたにします。

ヴィエニャフスキ協会のWebsiteに、記者会見やマスタークラスの写真が載ってます!
http://www.wieniawski.pl/harmonogram_warsztaty_2012.html
こちらはリサイタルの写真です。
http://www.wieniawski.pl/recital_reiko_otani.html
※10/3追記:上記リンクを貼り付けました。そのままクリックしてみて下さい。(ポーランド語ですが)

9/28は朝から事務局のマグダさんが近くの楽譜屋さんへ連れて行ってくれました。欲しかった楽譜はなかったけど、他にも色々面白い曲を見つけ購入。マルチンさんの持ってたシマノフスキ全集を買いたかったけど、売ってなかったので、コピーしてもらいました。また1月に共演するVaのOさんのために、彼女の素晴らしさを引き立たせるようなVaの難しい(Vnにやさしい)ポーランドのduoを探したけど、VnソロのVa伴奏つきみたいな曲しかなく残念!
正午からはマスタークラスの修了ディプロマ授与式と、選ばれた生徒たちによる演奏会がありました。
修了式では、16年前にメニューヒン指揮での私の演奏のDVDの一部がスクリーンに映し出され、見た目も演奏も若かったなぁ~と思いつつ、なんだかついこの間だったように色々思い出し、それから色々あったなぁと感慨深かったです。でもこのマスタークラスの参加者たちはまだその頃小さな子供か、生まれていなかった世代なんですよね・・・。
生徒たちの演奏会では、モーツァルトの協奏曲5番1楽章、ヴィエニャフスキの協奏曲2番2楽章「ロマンス」、フランクのソナタ3,4楽章、ヴィエニャフスキのスケルツォ・タランテラ、ショスタコーヴィチの協奏曲1番3,4楽章と、バラエティーに富んだ曲目で、皆熱演を繰り広げてくれました。記念集合写真撮影後、演奏会で弾いたうちの1人に進学のための推薦状を頼まれ、日本語でとりあえず書いてグラジナさんに訳してもらってたら、日本語の文字が珍しいのか、私も、僕も、と演奏会で弾いた子たち皆に「日本語で書いて」とせがまれ、大変でした(^^;
その後遅めのお昼を食べ、グラジナさんの結婚式に母と泊まりがけで行って以来12年ぶりに彼女のご実家に行き、ご両親やかわいい姪御さん達に会えて、その後彼女の日本風の素敵な新居にもお邪魔して、ご主人のバリトン歌手のボンゾさんがご家族と夜の街をドライブしてくれて、つかの間の楽しいひとときを過ごせました。

9/29は、なんと朝4:15にタクシーを呼んでくれていたので、ほとんど寝ずにパッキングして、真っ暗な中を空港に向かいました。荷物が増えて28.8kgになり、チェックインカウンターで超過料金がいるから会計のカウンターへ行けと言われたのですが、会計カウンターのおばちゃんに次の乗り継ぎでも追加料金がいるだろうと言われ、「今回4つの便に乗り換えるけど、毎回払うの?・・・いくらになるん?・・・毎回荷物降ろされるん?・・・」と不安そうな顔で聞いてたら同情してくれたのか、あちこち電話して「もういいから、ボーディング・パス持って飛行機乗りなさい、荷物は大阪まで行くから」と、結局超過料金を見逃してくれました
ポズナンからワルシャワへ、久々のプロペラ機からみる朝焼けは美しかったです。ワルシャワ空港には6:30頃着いたものの、11:00過ぎまで待ち時間があり、空港内のショップを一通り見た後、係員しかいないトランジットカウンター前で楽器を抱えて目覚まし時計セットして半分気絶したように熟睡してました。
モスクワ・シェレメチェヴォ空港では6時間半待ちだったので、あらかじめトランジット・ヴィザも取ってあったし、楽器の持ち込み書類も整えておいたし、ちょっと街へでてみようと思い出口に向かいましたが、楽器の持ち込みのための手続きに、持っていったのと同じ書類を何枚も書かされたり、その文化財部門?の係員のおばちゃんが留守でなかなか来なかったり、楽器や弓の写真の裏にいっぱいハンコ押したりで、なんと手続きに2時間もかかってしまいました。しかも、税関職員も、そのおばちゃんも、英語が全く通じず、私は片言のロシア語で「私、ヴァイオリニスト、ポーランドでコンサートと教えるの仕事終わって、日本へ帰る途中ネ、今ワルシャワから飛行機で着いた、これからソウル行きの飛行機乗る、今晩ロシア出るヨ、でも乗り換え時間たっぷり、だからチョット街へ観光行きたい、でも100年以上前の楽器持ってる、私、手続き必要でしょ?」みたいな調子で、おそらく文法上間違いだらけのロシア語でも何とか意思疎通できました。2時間も一緒にいると、税関職員のお兄ちゃんも暇なのか、パスポートの表の「日本国」の文字指さして「これがパスポートって字なん?」「ちゃうちゃう、それ日本やで」とか、「それ、ストラディバリっていう高いやつ?」「んー、残念、でもイタリア製やで」とか、「待たせて悪いなぁ」「まぁええよ、時間あるし」とか、ニコニコ雑談してました。でも、これ、ロシア語を片言すら知らんかったら、手続きむちゃくちゃ大変かも・・・。来年モスクワへ行くまでには、もう少しまともに文章が話せるようにロシア語頑張ろうっと。
で、空港で楽器と貴重品以外の手荷物を預け、クレムリンは閉まってしまう時間になったのであきらめ、結局アエロエクスプレスとメトロにのって駅を降り、赤の広場と新しいボリショイ劇場の外側だけ写真に撮って、すぐ空港に戻ってきたのでした。
ソウル・インチョン空港では、今度は3時間程の乗り継ぎの予定が、日本が台風まっただ中のため、6時間待ちになると言われ、暇なので、行きの乗り継ぎのときに気になっていた「指圧マッサージ」に行ってみました。これが、まぁなんと心地よいこと!70分の全身マッサージですっかりリフレッシュして、カルビ煮と冷麺を頂き、ショップを見て回って、待ち時間を楽しんでました。結局7時間待って、台風一過の大阪へ帰ってきました。うちでネットで飛行機の状況や関空橋の通行止め情報をずっとチェックしていて、台風の中をコワゴワ車で空港に迎えに来てくれたダンナの方が、32時間かけて帰ってきた私より、なぜか疲れた顔してました

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幸せ!

9/27
無事大盛況のうちにリサイタルが終わりました!今日は朝から4人レッスンして、マスタークラスはレッスンが全て終了しました!その後ランチを食べて、ゲネプロして本番。前半はポーランドプログラムでヴィエニャフスキのポロネーズのA-dur, シマノフスキのアレトゥーサの泉、ルトスワフスキのパルティータ。後半は西村朗のモノローグ、プロコフィエフのソナタ第1番。アンコールも用意した4曲(というか、元々2曲用意してて、あと急きょ昨日念の為2曲追加した)、ヴィエニャフスキのオベルタスとドゥジャァシュ、赤とんぼをアレンジしたものと、チャイコフスキーのメロディー、拍手が止まないので全部弾きました!
すごい宮殿みたいなホールは、補助席も立ち見が出る大盛況。マルチンさんのピアノが素晴らしく、私と音楽の感じ方が凄く同じで、やっぱこれでないと!と思うツボが同じというか、本当に弾いてて音楽家魂をくすぐられ、自分でいうのもなんですが、美しい瞬間やビシッと決まるところが気持ちよくことごとく決まり、大熱演のリサイタルでした。今までの人生であちこちでいろんなリサイタルをしましたが、最も充実感の残ったリサイタルの一つになりました。
リサイタルの後は、ヴィエニャフスキ協会会長さんのおごりで、私とマルチンさん、通訳で友人のグラジナさんと、協会の秘書で今回全てのお世話をしてくれたマグダさんの5人でディナーを頂きました。会長さんはイーゴリ先生が優勝された時のコンクールを学生時代に聴かれていて、それ以来毎回のコンクールを聴かれているそうです!世界中にコンクールはありますが、入賞したすぐ後ならともかく、入賞して16年後にこうしてマスタークラスやリサイタルに呼んでくれるのは、本当に嬉しいことです。今回私が第1回のプロジェクトを任されましたが、今後いろんな活躍している入賞者を呼んでプロジェクトをずっと続けていかれる予定だそうで、素晴らしいことだなと思いました。
明日はマスタークラスの修了証書授与と生徒の演奏会です。選んだ5人の生徒が弾くことになってます。

ところで昨日の9/26は、21℃と非常に暖かかったです。朝マスタークラスをして、午後はホールでリハーサルできました。夜は泊まってるホテルに頼んだら広い会議室を練習に使わせてくれて、気持ち良く練習できました。家ではなかなかいろんな予定や雑用に追われているので、こんなに集中して練習できたのは久しぶりかも。ご飯も作らないでいいし、買い物もいらんし、掃除もやってくれるし、マスタークラスやホールへは徒歩すぐで移動時間がほとんどいらないし。なんか天国のようですわ。ホームシックの逆の、うちへ帰りたくないシックにかかってます…。

写真

マスタークラスの会場。ヴィエニャフスキ協会内です。


ヴィエニャフスキ協会会長さんと。これがサインの皮です!


コンクールのあった会場。前は真っ黒の建物だったのに、キレイに白くなってました。


演奏会のポスター。ヴェンゲーロフと並んでます!


マスタークラスのポスター。


ホテルのランチ。これにスープ、デザート、コーヒー。美味しくボリューム満点過ぎ(^_^;)これで25zl=600円ほどらしいので、安い!


リサイタルの会場、ジャウィンスキー・パレスの赤ホール。広場に面していて、なんとなくザルツブルクのミラベル宮殿を赤くしたみたいです。元々は大金持ちのお屋敷だったそうです。


リサイタル後、マルチンさんと。

第一、二日目

9/24
マスタークラス初日。初めの生徒が急きょ体調不良で来れなくなり、マルチンさんと昨晩の合わせの続きを一時間できましたが、聴衆がいたので予定外の公開リハーサルになりました。その後一人レッスン。受講生は皆英語がある程度理解できるので、私は基本的に英語でレッスンして、私が英語でど忘れした単語は通訳で来てくれている旧友のグラジナさんにきいたり、生徒が理解できてなさそうな時は英語堪能なピアノ伴奏のマルチンさんがポーランド語で言ってくれて、日本でレッスンするのと全く同じ感覚でレッスンできました。
昼前にはプレスカンファレンスがあり、テレビカメラや記者さん達にインタビューされました。記者会見に同席された、今回私を招聘して下さったヴィエニャフスキ協会のヴィトスキ会長は、私が96年にコンクールを受けた時に副審査委員長をされていて(審査委員長はメニューヒンでした)、私が当時話してた雑談、ヴァイオリンを始めたきっかけや、当時好きだったピアニストのCDの話まで覚えていてくれて、記者会見で話しておられ、私本人はそんな話をしたことすら忘れてたので、びっくりしたと同時に凄く嬉しく思いました。また会長は、これまでのコンクールの入賞者の歴史的録音のCDBoxセットやDVDを下さいました。一生の宝物になります!
更に会長室の壁には、有名音楽家のサインがびっしり書かれている皮が掛けられていて、イーゴリ・オイストラフ先生やシェリングなど、錚々たる憧れのヴァイオリニスト達の中に、めちゃくちゃ恐れ多くもサインさせて頂きました。原田幸一郎先生のサインも発見!
午後のレッスン後、二時間ほどピアノ合わせ。マルチンさんは私と同世代で、本当に素晴らしいピアニストで、弾いていてすごくいい刺激を受けます。ご飯は毎日朝と昼は協会持ちで、ホテルでデラックスなポーランド伝統料理を頂き、夜はマルチンさんオススメのイタリアンを堪能。コンクール中は食事があまり喉を通らず、コンクール直後は激やせしてて今より20kg近くも痩せてた私(あれからスーツケース一つ分増えたと考えるとおそろし)、今回は3食食べ過ぎで、木曜日のリサイタルのドレスがヤバいかも…!?でも、ポーランドでは痩せている女性より、少しポッチャリした女性の方がモテるそうで、結婚前にはわざと太らせるそうです。ダイエットはポーランドから帰ってからにしようっと。

9/25
今日は6人のレッスン。受講生達も昨日と今日で一通り全員のレッスンし、二巡目に入りました。
年齢は中学生から大学生まで、レベルは様々ですが、将来のヴィニエャフスキコンクールで絶対活躍しそうなキラキラした才能にも二人めぐり合い、先週のルブリンでのジュニアのためのヴィエニャフスキ・リピンスキ国際コンクールで上位入賞したばかりでショスタコのコンチェルト1番を見事に個性的に弾きこなしてる子もいて、他もセンス抜群でダイヤの原石みたいな子もいます。
全員に共通して言えるのは、とにかく音色が美しい!あの音に対する感覚は天性の物なのか、子供の頃から美しい音を聴く機会が多いのか、指導者の功績かはわかりませんが、技術面、曲の理解面でまだ未熟な子でも、あまり良くなさそうな楽器ででも、とびきり美しい音を出すんです。だから、レッスンが何人も続いてもどんなに全力で教えていても、なぜか全然疲労感がない!あと、リズム感がいいのは、やはりダンスの国だからでしょうか。飛び跳ねて降りてくるようなタイミングが絶妙で、時々ハッとさせられます。
金曜日の受講生コンサートに弾く子を3人ほど選んでほしいと言われてますが、時間さえあればみんな弾かせてあげたい気分です。

ポズナン入り

昨晩は爆睡でき、スッキリ起きたらお天気も昨晩の小雨模様から一転の快晴、気持ち良いワルシャワの朝でした。寒いと覚悟してきた割には暖かい気候で、ハーフコートを着て楽器を背負ってスーツケースを持って歩くと汗ばみます。電車に乗り、見渡す限り360°地平線の見える農村の風景は、もうすっかり秋です。でも、実は指定席と違う号車に乗り込んでしまい、車掌さんのいう方向にスーツケース提げて列車内を移動したら逆の端に行ってしまい、くたびれて引き返すのは諦めてその辺の席でウトウト。
ポズナン駅は、昔はプラットフォームから道がそのままつながってる田舎風な駅だったのに、新しい駅舎が完成間近で近代的になってました(今年の行われたサッカーのEURO2012に合わせて作ったはずが、ちと完成が間に合わなかったらしい)。ヴィエニャフスキ協会のマグダさんがピンクのチューリップなどの可愛い花束を持ってお迎えに来てくれて、無事街の中心の広場から徒歩5分程のホテルにチェックイン。マグダさんと打ち合わせしながらホテルでランチを食べ終わった頃に、96年のコンクールの時以来の友人で現在ポズナン大学の日本語学科教授のグラジナさん一家がホテルに来てくれて久々に会い、近くの新しい巨大ショッピングモールでお茶しました。その後マスタークラスが行われるヴィエニャフスキ協会内のサロンでちょっぴり一時間半ほど練習していた所へ、今回のマスタークラス公式伴奏者でリサイタルで共演するマルチンさんがビドゴシチから到着、数時間ほど合わせをして、軽く晩御飯を食べてホテルに戻ったら12時前で、なんかあっという間の長い一日でした。ちなみに、マルチンさんは日本に行ったことはないものの、ご家族で宮崎アニメの大ファンで、愛読書は村上春樹の本、またプロコフィエフやショスタコーヴィチの曲の話から飛んで、アニメ映画「火垂るの墓」を見て寝込んでしまったことを熱く語る、意外に日本通な、素晴らしいピアニストです。
明日からいよいよマスタークラスがはじまります。
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